この内容は、群馬県のサロン COLLECTIONさんブログより転用しています。
http://blog.livedoor.jp/oxy3456oxy/archives/2006-07.html
http://www2.wind.ne.jp/masabi/→COLLECTION(by群馬)
「スピエラ最新情報」ウェーブ効率の話
スピエラの還元力とその時間ウェーブの出かたなどを検証しました。
検証頂いたのは静岡県の我がサロンと偶然同じ名前のコレクションさんの稲田様です。
http://www3.tokai.or.jp/collection/index.html→collection(by静岡)
僕のリクエストに快く受けて頂き、素晴らしい結果を導き出しました。
薬液はムツナミさんのスピエラを使用。
その他G-up(オレンジコスメ)、リカール(一浴式)両者共にシステアミンを使用してます。
カールのカール形成力はそれぞれ好みと思います。どれが良い悪いではなくて
常温での10分or20分のかかり具合を写真に撮って頂きました。
薬液浸透に時間がかかるスピエラとスシテアミンでは10分と20分のカール形成力が
まったくと言っていいほど変化がなかった。
実はこの実験の前に3種の同じ薬液で同一条件でのデジパーの試験を
稲田様はやっておられ非常に良い結果をそちらでも今回の実験に合わせて素晴らしい結果を
出されてました。
カール形成力は低温の今の流行の「ホットパーマ」の理論に基づくカール形成の実験でした。
これらの実験で分かるようにアルカリで膨潤させているわけではなく酸性または中性域で
カール形成させているので浸透SS結合が切れる時間が、スピエラに関しては時間がかかる
15分から20分の短い間にカール調整をしなければならないといった難しい曲面があること
この場合に10%のウェーブ効率をロッド1段階とするなら
スピエラの理論上のウェーブ効率から換算して実質でも60%を割り込む可能性ありとして
2段階はロッドを落として細めのロッドを選択しなければならず。
2液に置いても長時間の酸化が必要な実験結果も拝見させてもらってます。
見た目よりウェーブダウンがあるので二液も20分以上置けたら置いてほしい。
さらにロッドによるウェーブの出方を調節することを念頭におかないと
失敗しやすいということです。できるならスピエラの還元のポテンシャルを使い切った方が
しっかりとしたカールが出来るような感想を持ちました。
さらにこのシスアミとのコラボレーション的なスピの使い方も研究させ始めていて
酸性・中性域のカーリング剤の傷まないパーマや
デジパー(ホットパーマ)でのスピエラやシスアミの使い方が今後注目されて来るように思えます。
薬剤は前回に続いて同じです。
本日の課題
ノーマルロットでの各薬剤の放置タイムによる
ウェーブ形成力の違い
(この解釈であってるのいるのかな・・・)
使用ロット
14mm 室温25度
タイム・・・10分 20分
常温放置による
2剤は
スピ・ジ 共にブロム酸を使用した。
1浴式ではこの工程がないので定着剤(消臭剤)を使用
3種ともタイムは8分3回です。

スピ・・やはり時間を掛けた場合カール形成力は強いですね
毛髪を触るとキュッとしまった感じです。

ジ・・・意外や意外。。。
スピちゃんに匹敵です。
粘性があるが濃度勾配十分発揮。
粘性が強いので中間水洗は丁寧に!
中間・毛先部分は流し残しになる可能性大です!
こちらもキュッとしまった感じです。

1浴・・時間差によるカール形成力は無し
加温・加熱でしか無理か。
他の薬剤の薬剤減力での使用も出来るか?